暗号通貨決済を採用した商店、ビジネス成長を実現

　　世界最大の会計事務所、デロイト（Deloitte）が米国で暗号通貨決済に対応している店舗について調査を行った。調査対象の87％の店舗が、暗号通貨決済を採用することで、競争優位性が得られると考えている。また、93％が顧客層の拡大、収益の増加、ブランドの認知度向上などのプラス影響をもたらし、来年もそれが続くことを期待している。

　　デロイトのレポートによると、調査対象となった中小企業の大多数は、暗号通貨決済の採用で、自社に利益をもたらすと期待している。回答者は、消費者市場における暗号通貨に対して、「非常に楽観」な姿勢を見せている。回答者のほぼ4分の3が、今後2年間以内に、暗号通貨またはステーブルコイン決済の採用を検討していると述べた。

　　また、調査対象となった企業の64％は、顧客が暗号通貨決済に非常に興味を持っていると回答した。彼らは、暗号通貨決済の採用により、顧客体験の向上（48％）、顧客ベースの拡大（46％）、自社ブランドの認知度向上（40％）という3つの利益を得ることを期待している。

　　調査によると、小売業者は顧客のニーズに応じて暗号通貨決済を導入することで、ビジネス上プラスになると認識している。そのため、多くの小売企業は暗号通貨決済機能を導入するための予算を準備している。調査対象の4分の1（26％）がすでに暗号通貨を財務部門の機能に組み込み始め、3分の1（39％）以上が1年以内に導入を開始する予定である。

　　レポートの最後では、ほぼ全ての回答者が、今後数年間で日常的な買い物に暗号通貨を利用する人が増加すると答えた。

　　

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