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人気NFTのクリプトパンク 赤字で売却

人気NFTのクリプトパンク 赤字で売却 WikiBit 2022-05-12 10:54

昨年10月に275ETH (約103万ドル)で入札されたクリプトパンク(CryptoPunks) #273が、55ETH(約13.9万ドル)で売却された。CryptoPunk#273の売却により、イーサリアムの下落の損失を含み、投資家が計86%の損失を浴びた。

  昨年10月に275ETH (約103万ドル)で入札されたクリプトパンク(CryptoPunks) #273が、55ETH(約13.9万ドル)で売却された。CryptoPunk#273の売却により、イーサリアムの下落の損失を含み、投資家が計86%の損失を被った。

  クリプトパンクは、2017年にカナダのソフトウェア開発者らが制作した非代替性トークン(Non-Fungible Token:NFT)シリーズである。同シリーズにおける1万体の「パンク(Punk)」は24×24の8ビットスタイルのデジタルキャラクター画像で、それぞれがユニークなデザインを持っている。

  リリース当初は無料で配布されたが、NFTの人気上昇とともに、高額で販売されるようになった。2021年6月にCryptoPunk #7523は1180万ドルもの価格で落札され、CryptoPunk#7804も4,200ETH(750万ドル)で販売された。また、大手クレジットカード会社のVisaも2021年8月にCryptoPunk #7610を49.50 ETH(約16万ドル)で購入し大きな話題を呼んだ。

  クリプトパンクは、最も歴史が長く、人気の高いNFTコレクションの1つであるが、直近10体の内、8体は赤字である。このことから、NFTへの関心は低下していることと、暗号資産市場全体への弱気センチメントによるものだと考えられる。

  NFTの低迷が長期化になる可能性があるにもかかわらず、大手暗号通貨取引所のコインベース(Coinbase)やクラーケン(Kraken)は、NFTのマーケットプレイスの計画を進めており、メタ(Meta、旧FaceBook)を所有するInstagramとFacebookもNFTを統合する意向である。また、Nike、Adidas、Louis Vuitton、Gucciなどの高級品ブランドもNFTを導入。2021年のように「NFT熱」は再び出てくるのだろうか。

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