OpenSeaがNFTプラットフォーム「ジェム（Gem）」を買収

　　NFTマーケットプレイス大手のオープンシー（OpenSea）は4月25日、NFTアグリゲーターのジェム（Gem）を買収したと発表した。

　　GEMはNFTの希少性評価や、クジラの購入通知など一連の新機能を搭載したプラットフォームで、ユーザーはより手数料を節約できる。また、他のプラットフォームを監視する機能があり、希少性高いNFTを入手するタイミングを把握することができる。

　　去年12月中旬の立ち上げ以来、Gemの取引量は24.6万ETHを超え、2021年10月に立ち上がったGenieの取引量の2倍に達した。アグリゲータープラットフォームとして、GEMはOpenSea、LooksRare、X2Y2など主流のNFT市場を集約した。それに対して、GenieはNFT市場の集約が思うように進まず、市場シェアを失う結果となった。一方のGEMは、プラットフォーム手数料などを徴収しておらず、ビジネスモデルを確立できていなかったことが買収の主な要因となった。

　　OpenSea に買収されたGEMだが、そのコミュニティの機能には注目が集まっている。GEMには、人気のフィードバックシステムがあり、Discordなどのコミュニティにおいても優れたインタラクションシステムがある。これはOpenSeaが搭載していない機能である。

　　OpenSeaはGEMを買収したことで、その独占的地位をより強固なものとするだろう。 買収後に、GEMは独立した部門として運営され、短期的には独自のトークンを発行する計画はない。コミュニティの発言権が弱くなるかどうかもまだ不明である。

　　

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