Sandbox：4億ドルの資金を調達 企業評価額は40億ドルに

　　ブルームバーグの報道によると、NFTゲーム会社のサンドボックス（The Sandbox）の企業評価額は40億ドルに到達した。現在4億ドルの資金調達を検討中しており、投資家と融資交渉を行っている。

　　サンドボックスは、昨年11月にソフトバンク・ビジョン・ファンド2（SVF２）が主導したシリーズBラウンドで9,300万ドルを調達した。この投資は、 SVF２にとって初の暗号資産企業への投資であり、サンドボックスのオープンメタバースの開発を加速させることを目的としていた。

　　サンドボックスは、同名の2つのモバイルゲームで有名になり、合計で4,000万回のダウンロードを記録した。2018年には、ユーザーが生成したコンテンツをマーケットプレイスで取引可能にするシステムを導入し、ユーザーは仮想世界で暗号資産を用いた購入、販売、取引、保有ができるようになった。同社はまた、独自の暗号通貨「SAND」を通じて、仮想土地の販売、ファッションアイテム、コンサートなどの分野にも進出している。

　　ここ数ヶ月でサンドボックスの仮想土地を購入した企業には、Adidas AG、小売業者のCarrefour SA、Warner Music Group Corpなどが含まれ、ワーナーミュージックもサンドボックスプラットフォームに、仮想世界のコンサートを開催する予定である。

　　The SandboxのCOO兼共同創業者であるSebastien Borget氏も、今月上旬の記者会見で、「今年の新たな資金調達により、同社は採用と買収面の活動をさらに拡大することを目指している」と語った。

　　また、サンドボックス・グレーターチャイナのディレクターのインタビューによると、2021年のサンドボックスの仮想土地の販売額は3億5000万米ドルを超えている。サンドボックスには合計166,464個の仮想土地があり、そのうち、約70％の土地が既に17,000人以上のユーザーによって所有されている。

　　

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