暗号通貨企業によるスポーツ業界へのスポンサー金額が50億ドルに達す可能性

　　ニールセン（Nielsen）は、1923年に成立され、今まで約100年の歴史を持ち、統計や市場測定の分野で有名な企業である。同社の最新レポートでは、2026年までに、ブロックチェーンおよび暗号通貨企業によるスポーツへのスポンサー金額が50億ドル以上に達すると予測している。

　　レポートによると、スポーツのスポンサーシップ広告が広告業界の中では「信頼度高い」と結論が付けられている。単純なテレビ広告、オンラインビデオ広告、ソーシャルメディア広告と比べると、より信頼を得られるということだ。そして現在、暗号通貨業界企業が、この領域の広告に急速に進出しているとコメントしている。

　　過去2年間、「暗号通貨/ブロックチェーン/ NFT」カテゴリの広告が急速な成長を遂げている。ニールセンは、該当カテゴリの企業のスポンサー金額が、2019年と比較すると、778％ほどの大幅な増加が見られるかもしれないと予測している。

　　また、スポーツ業界のファンは、最先端テクノロジー分野の客層とも親和性が高いと推測されている。現にこうした客層では、暗号通貨やブロックチェーンに対する認知度も比較的高いとされている。昨年、FTX、Coinbase、Crypto.comなど多くの暗号通貨業界のトップ企業が、各種スポーツチームのスポンサーシップに参加した。同時に、ますますに多くのスポーツスターもブロックチェーンやブロックチェーン産業の支持と宣伝を開始した。

　　しかし、ニールセンは「ブロックチェーンの分野は詐欺も多い。さらに一部のパートナー企業は違法な分野にも関与している可能性があることから、スポンサーシップ契約においてもより厳しい審査が必要になるだろう」と強調した。

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