FriesDAOの最初のM＆Aは今年6月に予定されている

　　今年2月、ドミノ・ピザの元社長であるコリーン・スピロフ（Koryn Spiroff）氏がクリプト・コミュニティFriesDAOの顧問委員会に加わった。

　　FriesDAOは2021年からファーストフード業界への進出を積極的に模索していた。当初、DAOとNFTでマクドナルドを買収するという冗談から始まったが、この構想をディスコードにアップした後、数日で数千人が参加した。クリスマス後に作成されたディスコードサーバーはDAOとなり、969万USDCを目標とした資金調達を開始した。今現在540万USDC以上が集まっている。

　　スピロフはフランチャイズ業界で35年の経験を持ち、ファーストフードレストランフランチャイズの買収および運営への成功に高く期待されている。

　　DAOとは、ブロックチェーンに基づく組織や企業の形態の一つである。組織内には階層が存在せず、特定の中央管理者も持たない。組織内参加者の投票・合意によって、ルールが定められ、さらにこのルールの基に、組織が運営される。

　　参加者の承認がなければ、運営資金はシステム内に閉じこまれている。それを実現できたのが、DAOのブロックチェーン技術である。DAOは誰でもコードを閲覧ができる、さらにすべての取引が記録されているため、財務情報の監査はネット上で誰でも行える。DAOは完全に自律型で透明性を確保できる組織の形態と言えるだろう。

　　FriesDAOの最初のM＆Aは今年6月に予定された。

　　DAOが既存の組織の在り方を変え始めており、人々の生活にとっても身近な存在になるの日は遠くないだろう。

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