NFTのGoogle検索量が暗号通貨を上回る

　　Googleの検索データによると、NFTの人気はまだ高まりそうだ。

　　Google Trendのデータにより、「NFT」に対する検索数は2021年に1,000％増加し、そして、上昇のトレンドは現在も続いている。より多くの投資家がNFTに対する興味を示していることをわかる。このデータは、「Crypto（暗号通貨）」より上回った。

　　同じくGoogle Trendのデータを見ると、昨年は「Crypto」の検索数がNFTを上回っていたが、昨年11月以降に、「Crypto」の検索数が「NFT」に追い抜かれた形だ。

　　地理的な観点から見ると、シンガポール、香港、中国、ベネズエラ、カナダでのNFTの検索数が最も多く、NFTの流行はヨーロッパや米国ではなく、アジア全体に広がっている。一方、シンガポール、スロベニア、オランダ、キプロス、ナイジェリアでは、「Crypto」の検索数が依然として多い。

　　昨年7月にNFTの検索数が継続的に増加傾向を示し始めて以来、BTCの月間グローバル検索数は、ブロックチェーンやその他の暗号通貨関連用語の検索数と同様に、横ばいに推移している。

　　Brand24ソーシャルメディア分析ツールによって生成されたデータによると、ここ数カ月で、「NFT」は、Twitter、Instagram、Facebookを含むほぼすべての主要なソーシャルメディアで多数検索されている。ソーシャルメディアでの月間累計検索数は、昨年12月の260万から現在の3500万に増加し、昨年12月以来最大となっている。

　　

　　「Crypto」の場合、ソーシャルメディアでのリーチ数とメンション数の合計は、それぞれ2,500万と5万1,000であった。しかし、昨年12月以降、「Crypto」のソーシャルメディア上でのメンション数は直線的に増加している。

　　ソーシャルメディア上で、両方の検索数が急速に増加しているが、NFTのリーチ数はさらに速い速度で成長している。

　　NFTのソーシャルメディアへのリーチはGoogle検索の増加に伴って、NFT売上の増加にリンクしている。今年、OpenSeaの1月の取引額は新たな高値の51億ドルに達した。

　　同期間、暗号通貨の時価総額は2.2兆ドルから現在の1.6米ドルに下落し、下降傾向となっている。暗号通貨の投資家も、一部の暗号通貨資産を人気のNFT資産に移したと考えられる。

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