宣伝広告の力：インドネシアの学生の自画像NFTが数百万ドルに

　　NFTは去年から世界的に流行しており、人気と影響力は日々高まりつつある。最近では、世界中の有名人や大企業が、続々に独自のNFTを立ち上げている。しかし、適切な宣伝ができれば、普通の学生の自撮りNFTでも、数百万ドルの価値にもあるケースが出てきている。

　　インドネシアの22歳の学生、Ghozali Ghozaluは、自分の写真でNFTを作成し、OpenSeaで販売した。GhozaliのNFTシリーズ「Ghozali Everyday」は、彼が2017年から2021年までの5年間、18歳から22歳までのほぼ毎日撮影された933枚自撮り写真で構成されている。

　　Ghozaliは今年の1月9日に、これらの写真NFTをそれぞれ0.001イーサリアム（ETH, 記事作成時点で、3.25ドル相当）で販売開始し、数日で売り切れた。

　　最初の取引で、Ghozaliは3,000ドルを稼いだ。しかし、 2日後にこのNFT作品の単価は約1ETH（3,250ドル相当）の高値まで上昇し。1月13日の取引額は合計277 ETHに達し、最低単価は約0.38ETHとなった。最終的に、このシリーズのNFT合計価値は既に100万ドル以上となっている。

　　執筆時点で、このシリーズのNFTの所有者はすでに448人で、最低単価は 0.21ETH（約684ドル）、総取引額は338ETH（約112万ドル）である。

　　一部のNFTコレクターや有名人がこのシリーズのNFTをSNSで宣伝した。インドネシアの有名シェフがプロモーターになり、インドネシアのスニーカーとストリートウェアの起業家であるJe JouwとDe-Fiコミュニティの様々なメンバーも積極的に宣伝に協力していた。

　　起業家のJe Jouwは、このNFTシリーズの普及にいち早く取り組み、一連の絵文字を作ってコミュニティで配布をした。その後、PoernomoはTwitterで、彼と他の投資家とともに積極的にこのシリーズを購入していると宣伝した。また、Poernomoらは Discord（米SNS プラットフォーム）のアプリでNFT関連のフォーラムを作り、シリーズの普及と運営を支援した。

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