12月24日誕生したOpenDAOとSOS Tokenは何？

　　今月24日、Opensea（世界最大のNFT 取引所）はプラットフォームの利用ユーザーに「NFT取引年間まとめ」という資料を送付した。これは、ユーザーがこの1年間で行ったNFT売買の総額や、ガス代、Openseaに支払った手数料についてまとめたものだ。

　　これらの情報により、ユーザーはこの一年間でOpenseaにいくらを貢献したかがわかる。

　　Openseaの創設者はWeb 3.0に関する数々のスピーチを行っており、OpenSeaがWeb 3.0アプリケーションの代表になると主張している。

　　OpenSeaのユーザーもまた、自分がプラットフォームへ行った貢献に対して、OpenSeaがトークンで還元すると信じている。

　　しかし、Openseaの新しいCFOが発表したIPO計画が、Openseaのユーザーの怒りを買った。

　　IPOはほとんどの場合、トークンの返還が行われない。ユーザーがOpenseaに貢献した取引量は、OpenSeaがさらなる投資を呼ぶための材料となるだけだ。

　　もしOpenSea自体が還元をしないのであれば、OpenSeaのコミュニティが代わりに行うという考えのもと、誕生したのがOpenDAOとSOSトークンである。

　　1日足らずで、SOSエアドロップは10万人のユーザーに送られた。そのままトークンを売却する人もいれば、保有の意思を明確にしているユーザーもいる。Etherscanのデータによると、執筆時点で、SOSトークンを保有するアドレスの数は既に20万件を超えた。

　　CoinGeckoのデータによると、SOSは上場してから今まで341.5%を上昇している。

　　Twitterでは、adidasと提携したばかりのgmoney、TIME誌のアーティストAndrew Wang、NFTトランザクションの利回りが最も高いコレクターのPranksy、YFIコア開発者のbantegが、SOSへのと期待を表明し、

　　多くの人がSOSの実用化に期待を寄せているが、開発チームは何をしたいのかわからないというコミュニティーの参加者もいる。実際には、SOSトークンはOpenSeaが還元を行わなかったと怒るコミュニティーユーザーの怒りの感情から誕生したものかもしれない。人々のこの怒りの感情がSOSの購入に拍車をかけているようだ。

　　現在、SOSのコミュニティは次のステップについても積極的に議論を交わしている。また、新しいNFT取引プラットフォームの立ち上げの可能性についても示唆している。最大の支持者である9x9x9は、これらのプラットフォームの立ち上げを支援するために1億ドルを出すことも視野に入れていると述べた。

　　ミームコインであるSOSは、市場センチメントの影響を受けやすいため、大幅に変動する可能性が高い。これから購入を検討している方は、より慎重に判断を行う必要があることをここに述べておく。

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