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デジタル不動産の人気が高まっている

デジタル不動産の人気が高まっている WikiBit 2021-11-28 15:00

世界中でメタバースへの関心が高まっているなか、メタバース不動産(デジタル不動産)なるものへの「投資熱」も高まりつつある。

  世界中でメタバースへの関心が高まっているなか、メタバース不動産(デジタル不動産)なるものへの「投資熱」も高まりつつある。

  11月23日、仮想空間プラットフォーム「Decentraland」内の仮想土地(約565.8㎡)が243万米ドルで落札され、デジタル不動産の中での最高値を更新した。この価格は、今までの最高値913,000米ドルの倍以上となっている。

  この仮想土地の購入者は、デジタル資産投資グループToken.com社の子会社Metaverse Groupである。この会社はDecentralandプラットフォームで流通している暗号通貨である618,000マナ(MANA)で仮想土地を購入しており、当時の市場価格で換算すると約243万米ドルに相当し、約4295米ドル/㎡となった。

  この仮想土地はDecentralandの仮想世界のファッションストリートエステート(Fashion Street Estate)の中心部に位置しており、Token.com社はこの土地を使って、デジタルファッション産業を拡大していくとしている。

  11月25日、NFTゲームAxie Infinityも、一つのとある区画を550ETHで売却したツイートを発表した。当時のETH価格で計算すると、この土地の価格は約230万米ドルとなり、ゲーム内のデジタル不動産の過去最高を更新した。

  Axie Infinityゲーム内の仮想土地はレア度により「Savannah」、「Forest」、「Arctic」、「Mystic」、「Genesis」と分類されている。今回売却された区画は「Genesis」に分類されるもので、レア度が最も高い土地である。

  今の時期、メタバースの不動産に投資する投資家(個人・企業など)にとって、「保険料」「修繕費」「資産税」等の固定コストは不要であるが、様々なリスクが依然として存在している。暗号通貨で購入しなければならないため、デジタル不動産の価格が乱高下する可能性が高い。また、デジタル不動産を規制する法律のない国で仮想空間を運営する会社の信頼性も重要になってくる。メタバースの人気が急上昇していることから、各国政府も関連の規制や政策を検討している。将来的には規制により、メタバースの仮想世界でも、より厳格なルールが存在するようになるだろう。

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