マイニング会社Argo Blockchain、第3四半期の収益が過去最高に

　　ロンドンを拠点とするマイニング会社Argo Blockchain（NASDAQ：ARBK）が先日、Nasdaqに上場した。財務報告によると、同社は第3四半期に597 BTCをマイニングし、収益が過去最高の2600万米ドルを達成した。

　　このマイニング会社は8月の粗利益率が145％で、マイニング利益率が86％に達した。9月30日までのデータでは、1.075 EH /sの計算能力と1,836 BTC（ビットコイン）を保有していた。

　　Argoは、注文した20,000台のBitmain Antminer S19J Proマイニングマシンが2022年の第2四半期に納品される予定で、会社としての総計算能力は約3.7 EH / sになると予想されている。

　　CEOのピーターウォール（Peter Wall）は「私はArgoの第3四半期の成長を誇っている。テキサスのヘリオス（Helios）工場の設立に伴い、Argoの勢いはまだまだ継続すると信じている」と述べた。

　　Argoは今年3月にニューヨークの会社DPN LLCを買収し、テキサス州西部の広大な土地の所有権を獲得した。DPN LLCはArgoに対して、新しい暗号通貨マイニング工場の建設のための土地を提供する。

　　「Investment Rating」において、Argo Blockchainが高い評価を受けたことから、ジェフリーズ（Jefferies）とバークレイズ（Barclays）を含む5つのウォール街の企業は10月18日、Argo Blockchainへの投資の検討段階に入った。彼らは、テキサスのマイニング工場建設がArgoの株価を上昇させる要因になると考えているようだ。

　　さらに、Argoはロンドン証券取引所に上場している唯一の暗号通貨マイニング会社でもある。同社の米国預託証券は9月にナスダックグローバルマーケットで取引が開始された。

　　執筆の時点で、ビットコインの循環供給量は18,861,200 BTCとなった。2,100万BTCの総供給量で計算すると、各マイナーに残されているビットコインはそれほど多くない。現在マイニング業界の成長傾向から判断すると、ビットコインマイニングの人気は継続と考えられる。全てのビットコインがマイニングされる前に、より多くのビットコインをマイニングするために、マイナー達は計算能力の分野でしのぎを削っており、マイニングマシンもまた、絶えずに進化を続けている。

　　ただし、ビットコインのマイナーの将来性については、業界全体で事前に考えておかなければならない問題だと言えるだろう。

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