PhotoshopがNFTに参入

　　PhotoshopやIllustratorで親しまれている有名な米国ソフトウェア企業のAdobe Inc.が、非代替性トークン（Non-Fungible Token：NFT）を取り込むPhotoshopツールを発表した。この新しいPhotoshopツールを使うと、クリエイターがNFT（ノンファンジブル・トークン）用途の画像を事前に構成することができる。暗号署名はIPFS（Inter-Planetary File System）システムを利用し、帰属データを表示するが、現在のPhotoshopのフォーマットには変更がない。

　　Adobeの最高製品責任者のスコット・ベルスキー（Scott Belsky）氏は、「NFTは創造性を変える」と熱く語っている。NFTのオプション機能は 今月末までに利用可能になると明かしていた。

　　アドビがPhotoshopのプラットフォームにNFTツールを追加したというニュースは、今年の8月にデヴィアントアート（deviantART)社がOpenseaとコラボレーションしたことに続くものである。

　　デヴィンアントアート社は世界最大のオンラインアートギャラリーで、NFTマーケットプレイスのOpenseaと協力、著作権侵害の可能性があるNFTを検知する技術を開発した。

　　今年アリババのNFTマーケットプレイスでは、NFT作品の制作者が同マーケットのブロックチェーンIPサービスを介して、作品を著作権保護できる技術を開発した。マイクロソフト社はイーサリアムベースのツールを活用し、海賊版オンラインコンテンツに対抗できるよう力をいれている。

　　暗号通貨の技術、知的財産権の保護にも実用化が拡大している。

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